さんにん暮らしプラス1

脳卒中で眠れる森に住む夫がっちゃんと残された家族の毎日。悲しんでても始まらない!三人暮らし楽しもう♪

まさか こんなところで

来週はがっちゃんの会社に退職の挨拶に行くので、少しはキチンとしようと、ブラウスを買いに行った。


土日の大型店は人が多そうなので、金曜夕方、小さな店へ。


狙い通り(笑)店はすいていた。

服を見るのも久しぶり。
すっかり春から初夏な感じの店内。
お目当てを探して歩く。


スーパーとドラッグストアばかりだったなー、最近。

気になるデザインを選び、試着。
うーん、どうだろ?

脱いだり着たりを繰り返し、結局最初の1枚かなーと試着室の鏡を見ている時に、スマホに着信があった。


病院からだ。


最近は慣れて来て、最初の頃みたいにうろたえたりはしなくなったけど。


看護師さんからの電話で、がっちゃんのフルネームを言い、「○○さんのことなのですが……」という切り出し方。


慣れて来たとは言え、何となく神妙な感じになる。


がっちゃんのお尻に、床擦れが出来たらしい。
「今日、専門の先生に診てもらいました」というくらいだから、かなり痛々しいのかな。


そしてどうやら、お腹も壊しているみたい。

元気な時から、お腹が弱かったがっちゃん。
息子たち…タロとジロも、がっちゃんに似てしまい、我が家の男どもは毎日のようにトイレの取り合いをしていたっけ。


がっちゃん……今は流動食なのに、ねー。


でも熱も上がったり下がったりしているというから、体調がイマイチなのかな。


そんなことを考えていたら看護師さんが言った。

「それから、カバータイプのおむつがそろそろなくなりそうなので…」


ああ、またおむつ。
この前届けたのは、えーと、2週間くらい前?


枚数の多目なのを買ったつもりだったけど、お腹壊してるんだもんね。


分かりました、伺いますと言って電話を切ったけど。


まさかこんなところで、脳出血で意識不明の夫のおむつの話をしているなんて、誰も思いもしないだろうな。


この店も、かなり前から知っているけど、まさか試着室でこんな話をしようとは。


人生ってほんと、何があるか分からないよね。


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