さんにん暮らしプラス1

脳卒中で眠れる森に住む夫がっちゃんと残された家族の毎日。悲しんでても始まらない!三人暮らし楽しもう♪

任務完了

仕事を午前中までにして、今日は午後から事務手続き。


あー、ホント…どうしてお役所や金融機関って、平日の朝9時から夕方5時までなのかなー?


保険会社もそう。
いざって時に、肝心なところはほとんどそんな感じなんだって、今さらながら気がついて毎回思う今日この頃。


ま、アタシだって土日祝日は休みたいし、仕方ないんだなーって思ったりもするけどね、でもねー。


だけど、いつも仕事な時間にプライベートタイムっていうのもそんなに悪くないかな。


妙な高揚感、解放感があるような(笑)


そんなこと考えてるうちに、またひとつ。
がっちゃん関連の事務処理、完了!


まだまだ先は長いけど、少しずつ片付いていく。
そのたび、小さな達成感。
そしていろいろな思いと出会い。


今日はもうひとつの大切な任務。
洗濯物の受け渡しのために、がっちゃんのいる病院へ向かう。


今回も、なか4日。
1週間にならないようにと思う。
別にそれでも良いのかなあとも思うけど、何となく。


病院の受付でお願いして、看護師さんが来るのを待つ。
いつもより長いように感じてしまうのは、待つ場所に誰もいないからなのかな。


前はナースステーションで忙しく働く看護師さんの姿があった。
この人たちに守られて、がっちゃんは命をつないでるんだって、有り難く頼もしく思って見てた。


やっと現れた看護師さんは、初めて会う人だったけど、満面の笑みでがっちゃんの様子を教えてくれた。


がっちゃん、白湯を飲ませてもらっているらしい。

「ちゃんと飲めてます」って言葉に興奮しちゃって、どうやって飲ませてるのか詳しく聞かなかったなぁと後悔してる。


想像するに、吸い飲みみたいなもので少しずつ口に直接白湯を入れてもらって、ゴクンって……はまだ早いかな?ちびちびと舌で吸い取ってる〜みたいな???


目をつぶっている時、呼びかけたらパッチリと目を開けることもあったんだって!


えーーーっ!!!
反応があるんですか?
わかるんですか!?


私の興奮ぶりに、看護師さんは落ち着いた笑顔で答えた。


反応してるのかどうかは、わからないんですけどね。
目を開けてるけど、こっち見てるとか、視線が合うとかはないんです。


ああ、でも、ほんの少しでも。


がっちゃんが、ちゃんと生きて動いてる(笑)ってすごいことだって思うのだ。


だって、2ヶ月前は助からないって言われた命。


一生懸命、ちびちびと、生きてる命。


桜の木みたいだな。

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冬の間は存在さえも忘れてるけど、春には満開の花が咲く。


桜の木は、時を刻んで生きている。


ちびちび、ちびちび、寒さの中で春を信じて。
春に花咲くために、じっと冬を耐え忍ぶ、そんなミッション。

「任務完了!」って、起きて来てね、がっちゃん。


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