さんにん暮らしプラス1

脳卒中で眠れる森に住む夫がっちゃんと残された家族の毎日。悲しんでても始まらない!三人暮らし楽しもう♪

医療療養病棟、初日

やっと金曜日。
今週は公私共に忙しかったな〜。


お昼は今日も車の中で。
仕事との兼ね合いで、どうしても昼休みが午後2時くらいになってしまう。


事務手続きに走ったり、病院へ行ったり。
そんな昼休みがずっと続いている。


おなか、ぺこぺこ。
病院に到着すると、まず駐車場で腹ごしらえ。
スタッフの人に見られたらどうしよう?
とか思いながら、とにかく食べる。
やっと咲き始めた桜、もう満開。
でも、ゆっくり見てるヒマがないよー。

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それから受付で何食わぬ顔をして(笑)
「おむつと洗濯物、持って来ました」
なんてサラッと言う。


今日の午前中、がっちゃんは一般病棟から療養病棟へ移った。
別にその日を目掛けた訳じゃないけど、ちょうど診断書も出来てきたので引き取りも兼ねて。


初めて会う療養病棟の看護師さん。
荷物を渡しながら、がっちゃんの様子を聞いてみた。


「熱もないし、酸素濃度も安定しています」
という返事。
「お話が出来るわけではないので、まだ様子は詳しくはわかりませんが〜」と付け加えた。


そりゃ、そうだよね。
バタバタ移動して、ちょっと落ち着いたってところだろうな。
意識のないがっちゃんには、自分の調子を伝えることも出来ないから。


そして「師長から、お話しすることがありますからちょっと待っててくださいね」とパタパタと行ってしまった。


それは療養病棟の入院生活についての説明だった。


師長さんは大きなバインダーを開きながら説明を始めた。がっちゃんのカルテだ。


そして両面が印刷された、小さな字がいっぱいの書類を取り出して、話し始めた。

そこには方眼紙みたいな細かいマスが書いてある。
医療の必要度に応じて医療区分と日常生活の自立度を毎日チェックして、1ヶ月分を国に提出するらしい。
そのコピーは毎月、入院費の支払いと同じ頃に家族に渡されることになっているそうだ。


すごいな!
まるで、がっちゃんの体の通信簿。
連絡帳みたいだよね。


病室ごとにお風呂の日も決まっていて、がっちゃんの場合は火曜日と金曜日。
月曜日が休日の場合はズレて水曜日になることも教えてくれた。


うんうん、これなら毎週決まった日に洗濯物の受け渡しが出来そうだよ。

今までは、引き取った洗濯物が乾いたら持って行ってたけど、週一になると空振りも無くなるよね。

……ちなみに今日は空振り。
洗濯物の獲物はゼロだった。


今までアタシが気になっていた、がっちゃんの体調について、聞いてみた。
床ずれのこと。
お腹を壊しておむつが大変だったこと。


床ずれの様子は、写真で見せてくれるらしい。
下痢は、今のところはしていない。
多分、体調によるもの〜肺炎になったり、帯状疱疹になったりしたから、薬の副作用が出たのかも知れないということだった。

いろいろ聞きたかったことが聞けて、思わぬ収穫を得た昼休みだった。
洗濯物は収穫(笑)出来なかったけど。


がっちゃんの記録、ずっとずーっと、見ていきたいな。
がっちゃんが倒れる前は、アタシにとって1ヶ月はあっという間だったのに、この2ヶ月半は、本当に長かった。


がっちゃんの命の時間。
記録用紙が、分厚いファイルになりますように。


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