さんにん暮らしプラス1

脳卒中で眠れる森に住む夫がっちゃんと残された家族の毎日。悲しんでても始まらない!三人暮らし楽しもう♪

受け入れること。ただそれだけ。

朝は何だかぼーっとしてて
危うく化粧せずに仕事へ出掛けそうになった。
玄関の鏡をふと見てヤバイ!と気づく。


いつでもマスクで、ほとんどしてないに等しいけど。
でも日差しがきつくなってから、せめて露出する部分だけはということで。紫外線に弱いのだ。


午前中はスッキリせず。
仕事のミスは見つかるし、着けて行った水着素材マスクが貼りついてきて鬱陶しい。声もこもってハッキリと聞こえない。


仕方なくいつもの不織布マスクに変えた。
おお、何という爽快感!
マスクと口の間の空間といい、軽さといい、素材の重要さを痛感する。
本当に、このマスクを発明した人は素晴らしいと感動さえ覚えた(笑)


それでも何となく、やっぱりドヨン。
軽く頭痛。
いかん、今日もか?


昨日はね。
体調の悪さと、これからの不安がうまい具合?に相乗効果して心身ともに凹んでしまった。


がっちゃん。
いつでもアタシはがっちゃんの回復を信じて来た。
支えだった。
誰が何て言おうと、まだまだ未知の領域の脳の世界。
アンビリーバボーな復活は絶対あるって、信じてた。


でも、昨日はそんな鉄壁の自信にピシッと亀裂が走ってしまった。
ボロボロボロボロ、崩れ始めた壁は無惨なものだった。
いきなり露呈した壁の巨人〜ならぬ、現実のがっちゃんの姿に、アタシは無力を感じてしまったのだ。


情けない。情けない。情けない。


本人が自覚する前にカラダに来たよ。
自律神経がガタガタ。
めまいでフラフラした。
倒れないように帰宅するのがやっとだった。


アタシ自身が突然倒れちゃうことだってある、そう思うと怖くなったり、弱い自分にがっかりしてしまった。


でもね。
なんか、回復した。
仕事中はモヤモヤとまとわりつく不快感で、とにかく早く終われ!って定時が来るのをジリジリしながら待ってたけど。


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閉ざされた心の閉塞感は、どこまでも続く空の下で解放された。


受け入れる。


この言葉が浮かんだ。


ただ、それだけ。
受け入れよう、起きていることを。
見とどけよう、これからのことを。
流れよう、この大きな激流のゆく先を。


ちっぽけなアタシ自身。
何かが出来ないのは当然。
そう、出来なくて当たり前。


きっとこれからも、喜んだり絶望したりを繰り返すんだろうね。でも、いいや!もう、それでいいじゃん!


何度でも悲しめばいい。
同じ数だけ、きっと嬉しいこともあるさ!


泣いたり笑ったりしながら、行く。
生きてるって、きっとそういうこと。


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