6月ラスト・デー
梅雨らしい一日だった、6月ラスト・デー。
今日で6月も終わりなんだな。
えっ!もう次、7月?
アタシの中では、そんな声が響き渡ってる。
今年も前半、過ぎたんだな。
令和2年が始まってから、あっという間みたいな、かなり遠い過去からの道を歩いて来てしまったような、気分。
ホントにねー!
これはドラマか何かですか?
そんな出来事…「がっちゃん脳出血で倒れるの巻」みたいな。
思えば、今年は公私共にいろいろ合ったのかも知れない。
新型コロナウイルス騒動はもちろんのこと、突然、上司が電撃退職したり、お世話になって来た大先輩までが、まさかの引退しちゃったり。
がっちゃんのことと言い、仕事のことと言い、否応なく事態の真ん中に引っ張り出され、うろたえるアタシ。
でも、よーく出来てるもので、家庭では頼もしく成長した息子たちに、仕事では険悪だった後輩に、助けられていくというストーリー。
ああこれに、大感動の嵐を呼ぶ「がっちゃん奇跡の回復」なんてのがあれば、もう、もう、ホント言うことないんだけどな。
最近のアタシは冷めている。
熱かった温度が下降中。
生死の迷路を突き抜けて、植物状態と言われた未来をひっくり返したがっちゃんの、今の姿はもう、十分に奇跡だって言うのにね。
まだだ、まだだ、もっともっと、こんなもんじゃないはずだ〜〜!って、逆転満塁ホームランが見られないことをヤジりまくってる、荒くれファン。それがアタシ。
紫陽花も咲いたよ、がっちゃん。
どんなことがあろうとも、変わらず年月を重ねるものがある。
桜も栗も紫陽花も、忘れることなく自分の登場場面を演じるのだ。
変わらないもの。
静かに、秘めたる生命の炎を燃やすもの。
明日はオンライン面会日。
がっちゃんの力強さ、しっかりと受け取って来なくちゃね。
また半年、しっかり立っていられるように。
積み重ねた毎日は、絶対に力になるって、信じてる。