さんにん暮らしプラス1

脳卒中で眠れる森に住む夫がっちゃんと残された家族の毎日。悲しんでても始まらない!三人暮らし楽しもう♪

久しぶりにムカッ!

穏やかな火曜日のはずだった。


そう、天気は今にも降り出しそうな重たい空だったけど、心は軽く。
……昼までは。


いつものように遅い昼休みを終わらせて、席に戻ると、アタシの姿を見るや否や、隣りの席から仕事のダメ出しの言葉が降って来た。


ご丁寧に机の上には、赤字で指摘が細かく書き込まれた書類まである。


それも、思いっきり見下された感あふれる意地の悪い言葉で。


「こんな表現ある?ちゃんと商品説明見て書いて」

おー!久々に来た来た!いきなり食ってかかる口調、絶対自分が正しいとゴリ押ししてくるヤツ。


「……商品データベースから拾って書いたんですけどね〜」


「そう。それなら、こんな表現おかしいから削除して」


はいはい、それじゃ消しときますよ〜。


「それから、ここ! この商品は○○じゃないんだから、こんな風に書くのは絶対ヘン!」


「……社内報にあった説明から取ったんですけど」


「私そんなの読んでないから!変なものは変なの!」


はいはい、じゃ別の言葉で書き直せばいいんですね〜〜あーあ!またかい!


彼女がこの状態になって来ると、聞く耳持たないのはこの数ヶ月で理解している。
まるで子どもみたいに自分の意見を押し通して来るし、わめき散らす。


春に退職した先輩と顔を見合わせて、やれやれってよく言っていたものだった。
よっぽど上からいろいろ言われて余裕が無いんだろうね、って。


正論で迎え撃ってもムダなので、とにかく言う通りにすることを学んだ。


責任の所在は、アタシにはない。
そして権限もない。
身軽なものだ。


前は、仕事が面白くて夢中になったこともあったけど、単なる歯車の一つでしかないことを知って、夢からさめてしまった。


そう、取り替えの効く、使い捨てのありふれた備品。アタシじゃなくても誰でもいい。


割り切ると、もっと別の世界が見えた。
自分のための、自分を必要としている空間があることも。


そうして、慣れて吹っ切れた頃、何となく彼女の態度もやわらかくなって来たと思っていたんだけどね、やっぱり、また来たか!


悟ったつもりでいても、言われまくるとムッとする。ムカつく。そんなに言うんなら、自分で最初からやればいいんじゃないの?と罵倒する。


……声に出さずにね(笑)


毎回のように言われ続けた時、こんな仕事なんか辞めてやる!と思うところまで、いった。


そんな矢先、がっちゃんが倒れちゃったのだ、そう言えば。


アタシ、仕事辞められなくなっちゃったよ、がっちゃん。
ここでまだまだ、踏ん張れ!ってことなのかな?神様。


答えは誰からも返ってこないけど。
まだアタシはここにいる。
今のところは、ね。


とにかく。
アドバイスいただいた部分は、彼女のご意見のとおりに修正して、帰りがけには軽く笑える会話なんかしたりして。


アタシもかなり、古ダヌキになってきたかな(笑)
でもさー、やっぱりちょっと悔しかったから、ブログには書いておこうと思ったよ。

ここは、アタシが素直になれる大切な場所だから。
心の中書き出して、真っ白にして、また明日。


そうだ、明日は水曜日。
真っ白な心で、がっちゃんに会いに行くよ。


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