さんにん暮らしプラス1

脳卒中で眠れる森に住む夫がっちゃんと残された家族の毎日。悲しんでても始まらない!三人暮らし楽しもう♪

大腸内視鏡検査

次男ジロが、大腸内視鏡検査を受けた。


ここ数日不調で、朝になるとお腹を下す。
トイレから出て来れず、午後からの出勤に遅らせたり。

そんな日が続いて、職場のみんなから「ちゃんと病院で診てもらった方がいいよ」と言われて受診、すぐに検査が決まった。


我が家の男子のお腹の弱さは、がっちゃんの遺伝だ、絶対。
同じものを食べてても、アタシは何ともないっていうのに。


いや、そういうことじゃないよね、たぶん。
ジロは昔から感受性の強い子だったから。
幼稚園の頃、アニメを見てわんわん泣いたことがあったっけ。
えっ?ここで泣く?って大人では理解出来ないポイントがヒットする。

小学校の音読の宿題「三年峠」を読みながら、おじいさんが転ぶところで大泣きしてしまったこともあったっけ。
わけを聞くと「おじいさんが死んじゃう〜」って泣きじゃくる。
だから読むのがイヤなんだって、毎回ここで泣いて、先を読むことが出来なかった。


そんなジロだから、何かしらストレスを感じているのかも知れない。
それとも、大変な病気だったらどうしよう……。
そんなこと、あるわけないと思いながらも、やっぱりアタシも不安だった。


昼から始めて、夕方には検査が終わる予定。
麻酔を使うというので、帰りは迎えに行くことにした。ちょうど帰り道だし。


電車通勤で自転車派のジロは、車を持ってないから、こういう時はアタシの出番となっている。
何だか、子どもたちが小さかった頃の病院通いを思い出す。

検査の終了予定時間に病院の駐車場に到着した。
駐車場にいるから!ってLINEしたけど既読がつかない。しばらく待っても、返事がない。


そう言えば3時頃
「てこずってるから遅くなるかも」
ってLINEがジロから来てた。


「てこずってるって、何を?」


返事はなかった。既読もつかず。


……まさか、検査中に何かあったのか?

考えだすとキリがない。
ちょっと様子を聞いてみようと、病院の受付まで行ってみた。


受付に、家族のものですが〜と声を掛けてみた。

「ちょうど検査が終わって、まだ麻酔で眠っていますが、もう少ししたら目が覚めると思います。一緒に先生の説明も、聞いて行きますか?」


はい!はい!!はい!!!
待ちます!聞きます!!ヨロシクお願いします!


思い切って来てみて、良かったなあ。

それからしばらく、アタシは待合室でジロが目覚めるのを待っていた。
車で読もうと持参した本〜先週末に読んでた本の続きがかなり、はかどった(笑)


しかしあんまり長いので、ジロが聞くはずの今日これからの注意事項〜水分とれとか、アルコール飲むなとか、刺激物は食べないようにとか〜を代わりにアタシが聞くことになった。


そろそろ病院も閉まる時間になって、やっとジロ登場。
一緒に先生の説明を聞く。


大腸や小腸の中の写真を見ながら「血管がきちんと走ってる、キレイな腸です」と先生。

「ひとつだけ小さなポリープがあったので、切除して念のため生検に出しますから」ということ。


腸の中は、問題なし。


「気がつかないようなところでストレスを受けて、自律神経が弱っているのかも知れませんね。でも、自律神経というのは自分ではどうすることも出来ないので、避けられるようなものは避けるとかして、無理しないようにしてください」

先生の声は穏やかで優しい。
そして、ジロに薬をどうするか、この前処方した薬はどうだったかを確認して、こう言った。

「これから治療しながら、自分の症状に合う薬を見つけていきましょう」


ジロには4種類の薬が処方されていたのだけど、ひとつずつ効果を説明してくれて、これはまだ飲んだ方がいい、これはもういらない、と一緒に確認しながら今回の薬を決めていった。

先生と患者の間には、ちゃんとシールド用の透明シートがあった。
……アタシの通ってる内科や皮膚科には、診察室にそんなものは無かったよ、そう言えば。


とりあえずホッとして、ヨロヨロのジロに付き添って薬局へ。
そこでまたもや、この病院の好感度アップするモノを発見した!

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隣りの空ボトルは検査後の水分補給に持参したモノだけど(笑)
手ピカジェル、それもボトルであるなんて感激!

ちゃっかり、薬と一緒にジロに買ってもらった。
これ今日のタクシー代でいいからね(笑)


「ところで、何にてこずってたの?」


「下剤が不味過ぎて飲み切れなかった」


えっ!あの噂に聞く、2時間かけて飲む2リットルの?


あまりの不味さになかなか飲めず、本来ならだんだんと透明になるらしい排出物が、黄色のままだったのだという。


まあ、このくらいならイイでしょ!ってやっと検査のお許しが出て、ジロは不味い下剤を飲むことから解放されたらしい。


お疲れ様、ジロ。
朝昼絶食で、お腹もすいただろうな。

今夜は消化の良いものをゆっくりと食べて〜って、看護師さんから聞いた注意事項を話したら


「えっ!カレーだよ、今日はカレー!」 

我が家のシェフ、タロにカレーをリクエストしていたそうだ……ダイジョブか?


あーあ、何だか気が抜けた。
山盛りカレーをおかわりするジロを見てると、どうやら心配いらないみたい。

ね、がっちゃん。



今週も、お疲れ様でした。


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