さんにん暮らしプラス1

脳卒中で眠れる森に住む夫がっちゃんと残された家族の毎日。悲しんでても始まらない!三人暮らし楽しもう♪

夕暮れの嬉しい買い物

水曜日。1週間の真ん中の日。


いつものように昼休みに病院へ。
外は暖かくて、さわやかで気持ちの良い秋だった。


がっちゃん、元気になったかな。
オンライン面会のモニタに映った顔は、
いつものようにもうほとんど寝ていた。


元気のいい看護師さんが「起きて!起きて!」と連呼してくれているけど、がっちゃんは眠くてたまらない様子。


「さっき、酷く痰が絡んでいて、それを取ったばかりなんですよ」


痰が絡むと自力では出せないから、辛いだろうな。
体力消耗しそうだよね。


ジロがお腹にいた時に、風邪をひいた。
薬が飲めない分、症状が酷くて、突然絡んだ痰がもの凄い粘着力で気管を塞いで、窒息するかと思うほど苦しかったこと、思い出してたよ。


がっちゃん、ゆっくり休んでね。


今日も短め。
でも、熱もすっかり下がって落ち着いているようで安心した。


看護師さんに、おむつはまだ足りているのか聞いてみた。
ちょうど今朝、おむつの特売チラシを見つけて気になっていたのだ。

この前は、パッドタイプのおむつを買って行ったから、そろそろテープ止めのカバータイプが無いのでは?と気になって。


「まだ大丈夫そうだけど、来週来る時にでも、両方持って来てください」


え?両方ですか?
先週片方持って来たんですけれど……


「はい、あった方がいいですね」


この「おむつ買い置き買っておいてください」というニュアンスが、とても嬉しかった。

わかるかな……?


アタシにとって、がっちゃんはまたいつ急変するかも知れない、心配でたまらない存在で。


だからいつも傍で見ていてくれる看護師さんが、がっちゃんを普通の入院患者さんと同じように、明日もその次の日も、1週間先も……大丈夫だよって、言ってくれているように感じられて、嬉しくて、嬉しくて。



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日が暮れるのが、本当に早くなって来た。
さっきまでの明るい空が、どんどん夜へと急いでいく。


特売のおむつの大きな袋を車に積み込む頃には、すっかり暗くなっていたけど。


アタシの心は軽くて明るかったよ。


タイミング良く特売に合わせて買えたしね!(^O^)


本当に、こんな小さなことがとても嬉しい。

がっちゃんが、いてくれる。
それがアタシたち家族の心を、いつでも明るく照らしてくれている。



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