胃ろう手術
お天気はイマイチだけど
ほっと一息の土曜日、週末。
昨日、がっちゃんの胃ろう増設手術があった。
コロナ禍だけに病院で待つことも出来ず、普通に仕事。
「終わったら電話で連絡します」ということで、ひたすら待つ身。
いや、仕事(笑)
この日はデスクワークより動くワークが多め。
氷点下、雪と氷の中を歩いたり。
もう、とにかく凍結路は怖い!
ひたすらヨチヨチ、滑らなさそうな部分を選んで足を置き体重移動。
安心し切って考え事などしていると、文字通り足もとをすくわれる💦
「局所麻酔、30分ほどの手術です」
といっても、がっちゃんのような寝たきり、体力もなく発熱を繰り返している患者にとっては、どうなんだろう。
そんな思考も頭をよぎる。
胃ろうにしようと決めたきっかけになった、同じ職場の人のお母さんが、急逝したこと。
同じく、末期がんのお母さんの介護を自宅でしていた人も、年末に容態が急変し亡くなっていたこと。
身近に重なる悲しい出来事。
もしかしたら、これは、胃ろうはやめた方が良いということなのだろうか?
悶々とした私の思いとは裏腹に、病院では整然と手術の準備が進んでいた。
そして、昨日。
午前中には、と言われていた連絡がなかなか来ない。
「当日に高熱が出たりしない限りは手術します」という言葉を思い出し、もしや延期になったのかも?
バリウム検査の後で下痢が続いて、またもや介護おむつのピンチ連絡を受けていたので、届けがてら病院に行ってみようか。
午後イチで、待ちかねた連絡が来た。
「手術中、麻酔の影響で呼吸が一時停止したりしましたが、胃ろう増設の手術は無事に終了しました」
うわ……これ、喜んでいいのだよね?
淡々と伝える看護師長さんの声は、大丈夫ってことなのだよね?
「手術中こういうこともあった、ということでお伝えしておきます」
師長さんは、抗生剤の点滴をしています、来週主治医の先生が様子を見ながら胃ろう開始を進めていくというようなことを言っていた。
「呼吸停止」の言葉で頭がいっぱいで、そこらへんの話は半分上の空だった。
早めに仕事を切り上げて、カバータイプと局部用ミニサイズの介護おむつを抱え、病院に向かった。
いつもの道は工事の影響で渋滞し、到着するまでの時間はさらに長く感じられた。
金曜、そろそろ夕方になろうとしている病院は人もまばら。
病棟への受付電話で、おむつと洗濯物を持って来たことを告げる。
電話に出たのは師長さんで、もしかしたら手術の話を聞けるのでは、というアタシの期待はあっさりかき消され、やって来たのは介護士さんらしき人だった。
「落ち着いているから、ということです」
師長さん、アタシが不安になって押しかけたと思ったのかな。
なんとなく、先手を打たれた気分になったけど。
思い直す!
門前払い?されるほど、大したことない出来事なのだ。
急性期病院にいた時も、無呼吸みたいになったこと、あったよ確か。
その時も看護師さんは普通で、特別なことじゃないみたいだったよ。
次男ジロにそのことを伝えると、
「結果無事ならOK!」という前向きな返事。
そうだよね。
今は病院を信頼してお願いするのが最善。
オロオロしてないで、ドーンと構えていなくちゃね。